カテゴリー: 小説

初心者のための小説の書き方!記号や括弧の基本ルールとは?

 

雪ちゃん雪ちゃん! 小説の書き方が! わかりません!!

 
 

え? ええと、具体的に何がわからないんだろ……。

 
 

わかんない!!!!

 
 

あ、はい。うん、気持ちはわかる……。
――よし、じゃあ今回は【記号や括弧の使い方】を紹介するね!

 
 

わーい! よろしくお願いします!

 

 

◎三点リーダー「…」の使い方

言葉が途中であることや、言い淀んでいる様子などを表すのに使用します。
三点リーダーを2つ重ねてください。

よく三点リーダーを1つのみで使っている文章を見ますが、それは間違いです。ただしくは「……」と使います。

また、二点リーダー「‥」や中点「・」を3つ重ねるのも誤りです。

 

◎ダッシュ「―」の使い方

「思考線」と言います。ダッシュ「―」を2つ重ねて使用します。主に以下のような使い方をします。

 

文章の挿入や説明をする

例)それは小さな――本当に、ほんの小さな――綻びだった。

文章中でさらなる補足をする、登場人物の思考を挟む等で使います。

 

セリフや文章を切る

例)
「え、ちょっと待って――」
「遅い!」

このように、あるキャラクターのセリフの途中で他のキャラのセリフを被せる時などに使います。

 

◎括弧の種類と使い方

括弧には様々な種類があります。括弧によって用途や意味が異なりますので、注意して使用しましょう。

① 「」(カギ括弧)

登場人物のセリフや、文章中で他者の言葉をそのまま引用する際に用います(直接話法)。

② 『』(二重カギ括弧)

「」の中でさらに括弧を使う場合や、本のタイトルなどに用います。

例)
「あいつに言われたんだよ。『あなたってつまらない人間ね』って。ひどいと思わないか?」

 

めっちゃ酷いと思う……!

 
 

今そういう話をしてるんじゃないんだな~

 

 

③ ()(丸括弧)

注釈や補足に用います。

例)
神は「すべて存在するものは神のうちにあり、神なくしては何ものも存在しえず、また理解もされない」と言った(スピノザ 「エチカ」より)。

また、登場人物の心の声を書く際に用います。ただし、一人称視点(「ぼくは」「わたしは」など登場人物の視点)では基本使いません。神の視点(「Aは」など第三者からの視点)の場合に用います。

 

④ “”(ダブルクォーテーション)

強調する際に用います。普通とは異なる、ということを表現できます。

例)その”ヒト”はニヤリと笑みを浮かべると、一歩ずつ、ゆっくりと僕に近づいてくる。

 

⑤ ・(中点)

小説ではあまり使いません。意味が並列する場合に用います。
小説内で使うとすれば、外国語の表記に用いる程度です。

例)「パート・アルバイト」

 

括弧内のマルは省略する

セリフなど、カギ括弧で文章が完結する場合、最後のマルを省略します。昔はマルを省略していなかったようですが、今は省略するのが普通になっています。

例)「何かいいことないかなあ」

 

注釈等のマル括弧を入れる場合はマルをつける

上述の例にもありましたが、

神は「すべて存在するものは~」と言った(スピノザ 「エチカ」より)。

のように、文章の切れ目がわかるようにするため、注釈等の括弧を文末に入れる場合は、最後にマルをつけます。

 

◎「!」「?」のあとは1マス空ける

文章中に「!」や「?」を使用する場合は、その次に来る文の前に1マス空白を入れます。

例)
「ねえ、星を見に行こうよ! 今日は特に綺麗に見えるみたい」

ただし、「!」「?」のあとに文章が続かない場合は、空ける必要がありません。

 

まとめ

 

どうだった?
今まであまり気にしていなかったようなこともあったんじゃないかな

 
 

あったあったー! 三点リーダーは「…」で使ってたなあ……。ちゃんとルールが決まってるんだね

 
 

そうだね。小説の公募に出すとき、こういった記号のルールや段落のルールなどが守れていないと、内容を読まれないまま落とされることもあるみたいだよ

 
 

ひえ~! ルールって大事……!

 
 

よし、じゃあ今日のまとめ!

 
①三点リーダー「…」やダッシュ「―」は2つ重ねる
 
②カギ括弧「」は、キャラのセリフや、他者の言葉の引用
 
③二重カギ括弧『』は、カギ括弧の中でさらに括弧を使う場合や、本のタイトル
 
④丸括弧()は注釈や補足に。または登場人物の心の声
 
⑤ダブルクォーテーション ” ” は、強調したいときに
 
⑥中点 ・ は、小説内ではあまり使用しない
 
括弧内のマルは省略する
 
注釈等のマル括弧を入れる場合はマルをつける
 
⑨「!」「?」のあとに文章が続く場合は、1マス空ける
 
 
 

以上!それでは、最後までお読み下さりありがとうございましたー!

 

 

よーし、小説書くぞー!

 

ユリの花言葉と神話を解説!実はちょっと怖い花言葉も。

こんにちは。
【小説×歌】中心に活動している創作プロジェクト「SSQuest」の首領・雪花です。

皆さんは、ユリの花言葉をご存じですか?

花言葉には愛を伝えるものや切ないもの……そして怖い意味をもつもの等、様々あります。花言葉を知っていると、人にプレゼントとして花を贈るときや、創作活動などにも役立ちます。

ユリは色別でも花言葉が異なり、色によっては「ちょっと怖い」意味をもつものも……。

今回は、ユリ全般・色別の花言葉、そして花言葉の由来ともなった神話をご紹介します!

 

ユリってどんな花?

「ユリ」とは、ユリ科ユリ属の植物の総称です。6~8月頃に開花します。北半球に約100種類が分布しています。

花の色は【白】が多いです。様々な色のユリが存在しており、白のほかには、黄色、橙色、ピンク色などがあります。

 

ユリの英名は?

英名は「Lily(リリー)」です。

この名前は、「白い花」を意味するラテン語「Lilium」から付けられており、昔からヨーロッパで栽培されている白百合(マドンナ・リリー)を指しています。

 

ユリの和名は?

和名は「ユリ」です。日本でも古くから栽培されており、『万葉集』や『古事記』にも登場しています。

「ユリ」という名前は、花が大きく茎が細いために、風が吹くたびに揺れる様子から「揺り」→「ユリ」と変化したものといわれています。

ユリには「百合」という漢字があてられていますよね。これは、中国から伝来したものです。

 

『歩く姿は百合の花』なんて表現があるでしょ?

 
 

あー。聞いたことあるような気がする!

 
 

それって、風に揺れている百合の花が、しずしずと歩く乙女に見えることからきてるんだって!

 
 

へ~。擬人化的な感じか ~。

 

 

ユリの花言葉にはどんなものがあるの?

ユリ全般の花言葉

ユリは、ユリ全般と色別で、異なる意味の花言葉がついています。

ユリ全般の花言葉は
「あなたは私をだますことができない」
です。

 

色別の花言葉

白ユリ

白ユリは、ユリ全般も象徴しています。

花言葉は、
「威厳」「純潔」「無垢」
です。

また、7月14日の誕生花でもあります。

黄色
「陽気」「飾らぬ美」

また、7月19日の誕生花です。

橙色
「華麗」「愉快」「軽率」

ピンク
「思わせぶり」「虚栄心」

カサブランカ
「偉大な愛」「高貴」

黒百合(クロユリ)
「恋」「呪い」

黒百合の花言葉は、アイヌでの言い伝えや『黒百合伝説』が由来です。
※別記事で解説予定です。お楽しみに!

 

ユリにまつわるギリシア神話!ユリの花はこうして生まれた!

あるとき、主神ゼウスは、ミュケナーイの王女アルクメーネーの美しさに惚れ、彼女との間に子どもをもうけました。

アルクメーネーは、ゼウスの妻であるへーラーが、ゼウスの浮気を決して許さないだろうと思いました。へーラーにばれてしまえば、自分も子どもも殺されてしまう。

そこで、アルクメーネーは、生まれたばかりの子どもを城壁の外の野原に捨ててしまいます。

それを知ったゼウスは、すぐに手を打ちました。ゼウスは、娘である知恵と戦の女神・アテーナーをそそのかし、子どものいる野原にへーラーを連れて行かせたのです。

ゼウスの狙いは、子どもにへーラーの母乳を飲ませることでした。なぜなら、へーラーの母乳を飲んだ者は、不死の身体を手にすることができるからです。

アテーナーは、ゼウスの言うとおり、捨てられている赤ん坊を見つけ、へーラーに願います。

「ああ、捨てられてしまったのね。可哀想に。……どうか、この子にあなたの乳をわけてくださいませんか?私は、乳を与えることができないのです」

アテーナーは処女神です。彼女の言い分は、何の違和感もないものでした。さらに、へーラーは幾柱もの神を生んだ母親として、生まれたばかりの赤ん坊を見捨てることもできませんでした。

へーラーは、その子がゼウスと浮気相手との子どもだと気づかないまま、乳を与えました。

そのとき、赤ん坊が驚くほど強い力で吸い付くので、へーラーは、痛みに思わず赤ん坊を引き剥がしました。その拍子に、赤ん坊の口から母乳が飛び散ります。

天に飛んだ母乳は天の川に。
地に溢れた母乳は白ユリになりました。

そして、へーラーの母乳を飲んだ赤ん坊は、ゼウスの狙い通り不死身となったのです。後に赤ん坊は、へーラークレース(“へーラーの栄光”の意味)と呼ばれるようになりました。

 

そんなこんなで、白ユリは、古代ギリシアでは「貞節と結婚の女神・へーラーの花」とされたんだよ。純潔と貞節を祈願して、白ユリで花嫁の頭を飾ったんだって!

 
 

それはそうとして、ユリの花言葉が「あなたは私をだますことができない」というところに闇を感じるよ、私は……。

 
 

ははは……。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

ユリ全般の花言葉は「あなたは私をだますことができない」でした。

そして、色別の花言葉は

・白→「威厳」「純潔」「無垢」
・黄→「陽気」「飾らぬ美」
・橙→「華麗」「愉快」「軽率」
・ピンク→「思わせぶり」「虚栄心」
・黒→「恋」「呪い」
・カサブランカ→「偉大な愛」「高貴」

でした!

ギリシア神話では、へーラーの母乳が白ユリになった、ということでしたね。

ユリにまつわる話は神話以外にもたくさんあります。興味がある方は、ぜひ調べてみてくださいね。

それでは、最後までお読み下さり、ありがとうございました!

「目標」と「目的」は全くの別物!意味の違いを解説!

こんにちは。
【小説×歌】中心に活動している創作プロジェクト「SSQuest」の首領・雪花です。

「目標」や「目的」といった言葉は、過去にも、そしてこれからも何度も耳にすると思います。
そして、自身でも使うことがあるでしょう。

しかし、その二つの言葉の意味を正しく理解し、正しく使うことができているでしょうか?

「『目標』と『目的』は同じ意味じゃないの?」
「今までなんとなくで使っていた」

といった方も多いのではないでしょうか?

実は、私自身、「目標」と「目的」は、文脈等で使い分けがされる類義語だと思っていました。
そこに明確な違いがあるとは思ってなかったんですね。

(なんとなくで使っている言葉って、きっと沢山あるのだろうなー……)

でも、ふと疑問に思って調べてみると、「目標」と「目的」には明確な違いがありました。

今回は、「目標」と「目的」の意味、そして使い方をご紹介します。

 

「目標」と「目的」の意味とは?

「目標」とは……
「目的を達成するために設けた具体的な手段」

「目的」とは……
「最終的に成し遂げる事柄であり、目指すゴール」

です!

「階段」をイメージすると理解しやすいと思います。

 

階段の一番上が「目的」……つまり「ゴール」です。

そして、一番上を目指して上がっていく段が「目標」です。

私たちが何かを達成するには、具体的な行動が必要ですよね。

例えば、あなたがゲームを買いたいとき、そのゲームを買うまでには、以下のような行動が必要でしょう。

「バイトをして○円貯める」
「節約のため、毎日自炊する」

等々。そして、その行動を経て、「ゲームを買う」という目的を達成するわけです。

つまり、

目的
達成したい何か
目標
達成するための具体的な行動


ということですね!

 

具体的に、「目標」と「目的」はどのように使うべき?

さて、「目標」と「目的」の意味がわかったところで、実際に使ってみましょう!
インプットの次はアウトプットだ!!

 

「目的」を決めてから「目標」を設定しよう!

決める順番は、

①「目的」 → ②「目標」


です。

「目的」が最終的に達成したい事柄のため、「目的」を定めない限り、「目標」を決めることはできません。

 

何を目指すのか、「目的」をはっきりとさせる

まず、何を目指すのか……「目的」をはっきりと決めます。

例えば、企業であれば、その企業自体の「目的」は「理念」に該当します。
「お客様第一」等がありますね。

もうひとつ、私の創作プロジェクト「SSQuest」を例に挙げます。

SSQuestの「目的」は、

「皆の”やりたい”を形にする」ことです。

「目的」は、今後の動きを決める指標となります。最終的に叶えたい自身の姿、企業の姿を思い浮かべてみましょう。

 

「目的」を達成するための「目標」を設定する

「目的」が決まったら、次は「目標」を決めます。

あなたの「目的」を達成するには、何が必要でしょうか?
具体的に何をすべきなのか、考えて書き出してみましょう。

私の場合、SSQuestの目的「皆の”やりたい”を形にする」を達成するには、足りないスキルやノウハウが多くあります。

そこで、まずはこんな目標を立てました。

「ビジネスアイデアを100個出す」
「月10冊のビジネス書を読む」


「目標」は、数字を出したり、目標達成の具体的に日にちを決めたりすると、より効果的です。

例えば「月10冊のビジネス書を読む」という目標が、「たくさん本を読む」という抽象的な目標だとします。

すると、「“たくさん”って何冊だ?何を読めばいい?」という疑問が浮かびます。

疑問が残る目標を立てても、なかなか行動に移せません。
モチベーションも上がらないでしょう。

「目標」には、具体性をもたせましょう。

 

「目標」と「目的」を正しく使ってみよう!(まとめ)

今回は、「目標」と「目的」の違い、そして使い方をご紹介しました。

 

「目標」は、「目的を達成するために設けた具体的な手段」のこと。
「目的」は、「最終的に成し遂げる事柄であり、目指すゴール」のこと。

 

そして、「目標」と「目的」の使い方は……

目的をはっきりと決めてから目標を設定する」
「目標は、数字や日にちを設定して、具体的にする」


でした!

自身に目指すものがあったり、会社などでチームをまとめるリーダーになったりした時は、ぜひ「目標」と「目的」を意識してみてくださいね!

最後までお読み下さり、ありがとうございました!

読書しない人は損してる!6つのメリットを紹介

こんにちは。
【小説×歌】中心に活動している創作プロジェクト「SSQuest」の首領・雪花です。

皆さん、「読書」はお好きですか?

最近は、マンガ以外の本を読まない人が多くなっているように思います。

実は私も、中学生あたりまではよく読書していたのですが、それ以降はあまり読まず……好きなジャンルの本を、かろうじて月に1冊読むくらいでした。

しかし、今では、読書によって自身にもたらされるメリットが多いことに気づき、読書大好き人間です。
暇があれば、本屋さんに立ち寄っては数冊買って読む……という生活をしています。笑

「本を読まないなんて、人生損だ!」と声高に言いたい!!

そこで、私自身が感じた、読書のメリットとデメリットをご紹介します。

 

読書をする6つのメリット

「語彙力」「文章力」がアップする

「語彙力」とは、ただ「言葉の意味を暗記していること」ではありません。

「どれだけの言葉を知っているか」です。つまり、きちんと言葉の意味を理解していること。

言葉を暗記していても、その意味を理解していなければ、使うことはできませんよね?

しかし、読書をしていると、まったく知らない言葉や、目にしたことはあるけど意味がわからない言葉に沢山出会います。

その時、あなたは、その言葉の意味を調べたり、文章の流れや前後にある例文を読んだりして、「どのような場合に使う言葉か」を理解できるのです。

「ネット上の文章を読むのでは駄目なのか?」と思われる方も居るでしょう。

ネット上ですと、書き手が文章を書いたあと、誰の目も通らずにアップされている可能性があります。自身でも言葉の意味を調べたり、推敲したりもないかもしれませんね。

そのため、その言葉の使われ方が正しいかは、筆者の「語彙力」次第です。
正しいかどうかは、読者自身が判断するほかありません。

一方、本に書かれている言葉は、筆者自身の力もさながら、何度も人の目を通り、正しい使い方、言い回しになっています。
また、彼らは「伝える仕事」ですから、読者にわかりやすいように工夫もしています。

そのため、「読書」の方が、より「語彙力」を高めることができます。

さらに、読書をすると「語彙力」が高まるため、「文章力」も同時にアップします。
言葉を暗記では無く、理解しているため、読むだけではなく書くことにも繋がるのです。言葉の引き出しが増えるんですね。

 

「情報リテラシー」が身につく

「情報リテラシー」とは、「情報を整理し、活用できる力」のことです。

今では多くの人がスマホやパソコンを持っています。
それにより、沢山の情報を、素早く簡単に手に入れることができますよね。

手軽に情報をゲットできることは、素晴らしいことだと思います。
しかし、ネットを利用することにより、「発信」もかなり簡単にでき、真偽のわからない情報も溢れています。

情報は、誰かが何らかの意図を持って発信しています。その人の「意図」によって、情報が歪められている可能性もあるのです。

そのため、「その情報が正しいか」「有益か」、自身の力で判断することが、より求められるようになりました。

では、どうやって「情報リテラシー」を身につけるのか。

それは、「知識」をつけることです。
そして、読書で「知識」を増やすことができます。

知識が増えるということは、「判断材料」が増えるということ。
さらに、同じジャンルの本を、なるべく異なる視点からのアプローチのものを選んで読むことで、さらに知識が深まります。

それにより、物事を客観的に比較することができるようになります。自身の中で納得感をもち判断することが可能になるのです。

 

「コミュニケーション力」がアップする

読書により「知識の幅」が広がります。

すると、様々な話題に対応することができるようになり、各業界の人、色んな年代の人たちと対話がしやすくなるのです。

 

偉人・成功者の考え方を身につけることができる

読書とは、「疑似体験」です。

偉人や成功者が、過去にどのような経験をし、どのように考え生きてきたのかを知ることができます。
彼らとは直接会い、話すことは人生でほぼないと言って良いと思います。しかし、本の中であれば、彼らのことを知ることができるのです。

彼らの考え方を知り、生き方を知り、自身もそうなりたいと思ったら真似してみる……そうすることによって、彼らの考え方や生き方が自分のものになるのです。

 

「想像力」がアップする

読書は、色んな世界、生活、考え方などを教えてくれます。

自分とは異なる面を持つ人々や世界を知ることによって、「こういう人もいる」「こういう考え方もあるのか」と理解できるようになります。

すると、自身とは異なる環境、文化、立場……等々を想像しやすくなるのです。

創作者であれば、例えば小説の世界観やキャラクターを想像し、作りやすくなるでしょう。

 

「アイデア」を出しやすくなる

「アイデア」とは、「既存の組み合わせ」です。

他とまったく被る所のないアイデアなど、ほぼないと言っていいでしょう。

世の中に溢れているアイデアを知ることによって、自身の「引き出し」が増えます。
そこから様々なアイデアを組み合わせ、「オリジナル」をつくることが可能になるのです。

それは読書で手に入れることもできますし、読書によって、よりアイデアを出しやすくすることもできます。

 

読書をする3つのデメリット

正直、読書によるデメリットは浮かばないのですが……あえて上げるとすれば、次の3つです。
ただし、それらのデメリットは、自身の行動で解消することができます。

 

時間がとられる

読書に慣れていない人は、読書に取られる時間が長くなってしまいます。

ページ数が多いほど時間がかかりますので、特に「忙しい」「やることがたくさんある」人は、そもそも「読書に割く時間がない」と思うかもしれません。

こちらに関しては、電車での移動時間など「スキマ時間」を活用することによって解決できます。

また、「部分読み」など、自身の目的に沿った箇所のみ読む等の方法もあります。

私自身、「スキマ時間」と「部分読み」等(ただし、1冊の本を3回は読む読書法を取り入れています)を活用して、月10冊ほど読んでいます。

本を速く読む方法は、それに関して書いている本もありますので、探してみて下さい。
(私は『死ぬほど読めて忘れない 高速読書』の方法を採用しています)

ただし、「速読」はオススメしません。あれは本の内容を覚えられません。

 

肩こりや目が疲れる

読書をしていると、目に疲れを感じることがあります。肩が凝ることもありますね。

本を長時間かけて読むと、当然目や体は疲れます。

人の集中力は「15分周期」ですし、適度に休憩を入れ、時間を決めて集中して読むことをオススメします。

また、本との距離が近いことでも目が疲れます。そして、その状態は大体首が前に出ています。
首が前に出てしまうと肩こりも起こるので、かなりつらいでしょう(「スマホっ首」という言葉がありますね)

姿勢を良くし、また、明るい場所で読むようにしましょう。

 

部屋が狭くなる

「たくさん読書をする=本が増える」……ですよね。
私も本をたくさん買ってしまい、置き場所に困ることがしばしば。

そんなときは、「読書ノート」をつくり、大事なところはノートに書きとめ、自身にとって重要な本以外は捨てることも考えましょう。

また、これを機に部屋の整理もしてみましょう。笑
案外、掃除してみるとスペースが空くものです。

 

読書は人生にとって大切な意味を持つ(まとめ)

今回は、読書のメリット6つを紹介しました。

・「語彙力」「文章力」がアップする

・「情報リテラシー」が身につく

・「コミュニケーション力」がアップする

・偉人、成功者の考え方が身につく

・「想像力」がアップする

・アイデアを出しやすくなる

そして、3つのデメリットもありましたね。

・時間がとられる
→移動時間などの「スキマ時間」を活用!

・肩こり、目が疲れる
→読書のときは姿勢に注意し、適度な休憩もとる!

・部屋が狭くなる
→読書ノートの活用と部屋のお掃除!

読書にはメリットがたくさんあります。

これまで「文字を読むの苦手」「本を読むのは時間がかかる」など、読書を敬遠していた方も、ぜひ読書をはじめてみてください!

それでは、最後までお読み下さりありがとうございました。

初心者のための小説の書き方!地の文の人称・視点を決めよう!

こんにちは。
【小説×歌×朗読】中心に活動している創作プロジェクト「SSQuest」の首領・雪花です。

 

小説を書くときは、台詞の他に「地の文」が必要です。
「地の文」とは、台詞以外の文章のことです。

例えば、

「Aって、馬鹿よね」
 Bが、ふと思い出したように言った。


「Bが、ふと思い出したように言った。」が「地の文」
にあたります。

この「地の文」を書くにあたり、「人称・視点」を決める必要があります。

主な「人称・視点」には、3種類あります。

最初は、この「人称・視点」をどう使い分けするか、どれが自分の小説に適切なのか迷うと思います。
かくいう私も試行錯誤を繰り返しました。

「書きたいものを書くために、どういう書き方が一番合うのか?」

何度も悩みましたね。

今では小説の雰囲気等に合わせて使い分けをしておりますが、最初から出来ていたわけではありません。

今回は、それぞれの「人称・視点」の特徴、メリットやデメリットをご紹介します。
自身の小説に合う書き方を見つけてみてくださいね。

 

 

「一人称」とは

「一人称」は、「僕は~した」など、登場人物の一人称(「私」「僕」「俺」など)・視点で書くことを言います。

例えば

「Aって、馬鹿よね」
 Bが、ふと思い出したように言った。僕は、いきなり失礼だな、と眉を寄せた。何てことのないように言っているが、突然言われた僕からすると、ちょっと傷つく。


のようになります。

 

「一人称」のメリット


「一人称」で書くメリットは、その人物の気持ちを表現しやすい・読者に伝わりやすいことです。

上述した例で言えば、「僕」の気持ちを、直接的な表現で「地の文」に書いています。
そのため、読者に「僕」の気持ちが伝わりやすくなります。

「僕」の視点なので、

「ちょっと傷つく」
「何だよ、馬鹿にしやがって」

など、の人物の口調で、思ったことをそのまま書いても違和感はないのです。

読者にとっては、共感しやすくなる人称・視点でしょう。

 

 

「一人称」のデメリット


「一人称」のデメリットは、その視点の人物以外の気持ちが伝わりづらいこと、そして、視点の変えづらさにあります。

「一人称」で書く場合、「僕」以外の登場人物の気持ちは、あくまで「僕」視点で見た・感じたことになります。

そのため、読者には「『僕』にはそう映っている」ことしか伝わりません。
本当にそのキャラクターの気持ちが、「僕」が感じたままのものかは、明確にはわからないのです。

また、「僕」が見たもの・聞いたことしか書けないため、「僕」の死角で起きていることは伝えられません。
「僕」がいないところで他の登場人物が何かをしていても、「僕」がそれを見なければ描けないのです。

しかし、途中で「僕」から「私」に視点を切り替えると、読者の混乱を招きます。

では、試しに「僕」と「私」の視点を混ぜて書いてみましょう。

 

「Aって、馬鹿よね」
 私は、ふと思いついてAに言った。僕は、いきなり失礼だな、と眉を寄せた。何てことのないように言っているが、突然言われた僕からすると、ちょっと傷つく。

 

上の文章は、「私」の視点で始まっていますが、次の文から「僕」の視点に変わっています。

このように、視点がころころと変わってしまうと

「ん?今誰の視点だ?」

と読者が疑問を抱くことになります。

登場人物が二人だけであれば、そして、上記の文のように「男女」という明確な違いがあれば、まだ良いでしょう。
しかし、3人以上になった場合、このデメリットが顕著に表れるでしょう。

 

「三人称単一視点」とは

「三人称」には、複数のパターンがあります。

ひとつは、「三人称単一視点」です。

 

「Aって、馬鹿よね」
 Bが、ふと思い出したように言った。Aは、いきなり失礼だな、と眉を寄せた。Bは何てことのないように言っているが、突然言われた身からすると、少々傷つくものだ。


このように、「三人称単一視点」では、「A」というひとりの登場人物に焦点を当てて、「A」の心情を描くことができます。

 

「三人称単一視点」のメリット


「三人称単一視点」は「一人称」と似ていますね。

「一人称」との違いは、登場人物の表現が「僕」から「A」になった点です。

この違いにより、「三人称単一視点」には「一人称」にないメリットがあります。

それは、【視点の幅が広くなる】ことです。

「一人称」では、「僕」が見たもの・聞いたこと等のみ書きます。

対して「三人称単一視点」では、「僕」が見たもの・聞いたこと以外にも、俯瞰的な描写を入れることが可能です。

例の文章に、次の一文を入れてみます。

「Bのその言葉が、Aの気を引きたいがためのものだとは、Aはまだ気がつかない。」

 

「Aって、馬鹿よね」
 Bが、ふと思い出したように言った。Aは、いきなり失礼だな、と眉を寄せた。Bは何てことのないように言っているが、突然言われた身からすると、少々傷つくものだ。
 Bのその言葉が、Aの気を引きたいがためのものだとは、Aはまだ気がつかない。

 

いかがでしょうか。
あまり違和感なく、「A」以外の視点の文を入れることができています。

このように、「三人称単一視点」は、登場人物ひとりに焦点をあてたものですが、「一人称」よりも幅広い視点で描写することができます。

また、章ごとに区切って、一章は「A」の視点、二章は「B」の視点……のように変えても問題ありません。

「Aは~」「Bは~」と、誰の視点かが明快だからです。

「三人称単一視点」のデメリットは、今のところ特になさそうです。
「一人称」と「三人称」の良いとこ取りをしているので、読者にも伝わりやすく、筆者としても書きやすい人称・視点でしょう。

実際、現在の小説は「三人称単一視点」をとるものが多くなっています。

人称・視点に迷うようであれば、「三人称単一視点」を採用してみてはいかがでしょうか。

 

「三人称多視点」とは

「三人称」のもう一つのパターンは、「三人称多視点」です。「神視点」とも呼ばれます。

 

「Aって、馬鹿よね」
 Bが、ふと思い出したように言った。Aは、いきなり失礼だな、と眉を寄せた。彼女は何てことのないように言っているが、と突然言われた身からすると、少々傷つく。Bはそんな彼の様子を見て、ふふっと笑みをこぼした。この男の反応は、やはり飽きないものだ。

 

このように、「Bが」「Aは」など、主語が多くなりますが、「誰に焦点を当てて書くのか、特に制約なく」自由に書くことができます。

 

「三人称多視点」のメリット


「三人称多視点」のメリットは、上述したように、「自由に書けること」です。

どこで誰の描写をしてもいいですし、特定の人物に焦点を当ててどんどん深掘りしていくのも自由です。

また、小説によっては途中で筆者自身が登場するなど、実に奔放な表現もしています。

自由な分難しいかもしれませんが、書き方によっては、かなり面白いものになると思います。

私も「三人称多視点」を上手に書けるようになりたいと思っています。

 

「三人称多視点」のデメリット


「三人称多視点」のデメリットは、

・主語が多くなりがち
・「視点がブレている」と思われる可能性がある

ということです。

現在の小説は「三人称単一視点」が主流となっています。

それ故に、視点が統一されている「三人称単一視点」と比べ、「視点がブレている」と思われる可能性が高くなります。

また、視点が自由な分、その時の視点が誰のものか明確にするために、「主語」が多くなりがちです。そのため、「なんだかごちゃごちゃしている文章だ」と思う人も少なくないでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

小説の「台詞」以外の文章……すなわち「地の文」の書き方は、大きく3種類あります。

それは、

・一人称
・三人称単一視点
・三人称多視点

です。

それぞれの書き方にメリット・デメリットがあります。
それらを理解し、書きたい小説の雰囲気やジャンル等に合わせて使い分けてみるといいでしょう。

それでは、最後までお読み下さりありがとうございました。

初心者のための小説の書き方!まずは下準備をしっかりとしよう!

こんにちは。
【小説×歌×朗読】で活動している創作プロジェクト「SSQuest」の首領・雪花です。

 

中編、もしくは長編小説を書き始めたばかりの方にありがちな失敗……それは「最後まで書けない」こと。

何故、自分で書き始めたお話を完結させることができないのでしょうか?

それは、下準備が足りていないことにあります。
下準備が足りていないと、話を完結できないばかりか、途中で話のつじつまが合わなくなってしまうことも。

これから紹介する「下準備」をしっかりと行えば、小説が書きやすくなり、最後まで書き上げることができるようになります。

 

小説の「下準備」とは

小説を書く前に決めておくべきこと・やっておくべきことは、4点あります。

① テーマ
② ストーリーのパターン
③ ストーリー(物語の時系列・歴史)
④ プロットの作成(世界観やキャラクターのおおまかな決定もプロットに含めています)

 

人によっては、プロット等は特に作らずに小説を書き始める、という方もいます。

それで書くことができるのであれば、問題ありません。

ただし、それができる人は、だいぶ小説を書き慣れている人か、天才か何かなのだろうと思います。あるいは、書くことはできても、どこか魅力が足りない小説になっているかもしれません。

 

テーマを決める

小説の「テーマ」を決めましょう。
「テーマ」とは、小説の主軸となるものです。

例えば、
【異世界召喚された高校生と魔王の戦い】
【魔王討伐後の勇者】
【幼なじみと転校生との三角関係】
【弱小バレーボールチームの友情】

……など、どんな話になるのか一言で表したものと考えるとわかりやすいでしょう。

これまでのネタメモがあれば、それを見直し、そこから生まれるテーマを書き出しましょう。
複数のテーマから、今回書く話を決め、さらにお話を練っていきます。

ちなみに、テーマを複数組み合わせることも可能です。
上手く組み合わせることができそうなテーマがあれば、挑戦してみると面白い話ができあがるかもしれません。

 

ストーリーのパターンを決める

ストーリーのパターンは大きく2つあります。

1つめは、主人公が変化していくパターン。
2つめは、主人公を通じて、周囲の人間が変化するパターン。

共通しているのは、「心情が変化する」こと。

小説は、キャラクターの心情が変化していく過程を描いているものが多いです。

というより、「心情の変化」がない話は単調すぎてつまらないのです。
キャラクターたちの心の動きに、私たちも心を動かされるのですから。

例えば……

【主人公が変化していくパターン】
「我が儘で自分勝手な主人公が、仲間たちとの旅を通して他人を思いやれる人間に成長する」
【主人公を通じて、周囲の人間が変化するパターン】
「何があっても諦めない主人公と関わることにより、どこか諦めた様子だった周囲の人間が努力し始める」(スポーツ系の漫画を想像するとわかりやすいかも。「MAJOR」とか)

 

この2つのパターンにあてはまらない小説もありますが、「変化」「心の動き」が重要なファクターであることに変わりはありません。

 

ストーリーを考える

「ストーリー」とは、物語を時系列で示したものです。

その小説に詳しく登場しないものでも、「その世界の歴史」として書きます。
例えば、私が今連載中の「魔王を倒したら魔王になった勇者と異世界JK」という話を例に出すと……

魔王の誕生
→勇者が生まれる
→魔族との戦争
→勇者、魔王を倒す
→勇者、魔王になる
→小説上の魔王が生まれるまでループ
→異世界JKが異世界に迷い込む
→元勇者の魔王と出会う
→(以下略)

 

かなり簡潔に書きましたが、このように時系列でストーリーを書いていきます。

実際に私が書いたストーリーは、もっと詳細に書いています。さらに、「何故そうなったのか」と理由付けまで書くようにしています。なので、ノートが真っ黒です。笑

 

プロットを作成する

プロットとは、「物語の設計図」です。

どのような世界で、誰が登場し、どのようなことをするのか……等を決めていきます。
「5W1H」でプロットを考えていくとわかりやすいです。

 

5W1Hとは
・いつ(時代)
・どこで(世界観)
・誰が(登場人物)
・何を(目的)
・何故(動機)
・どのように(方法)

 

以上のことを指します。

プロットを作成せずに小説を書き始める方も、中にはいます。しかし、初心者にはプロットなしに小説を書いていくことは難易度が高いです。

ここを詰めずに書き始めると、途中で矛盾が生じてしまったり、キャラクターがぶれてしまったりします。

短編くらいであればどうにかなると思いますが、長編を書くのであれば、プロットは必須でしょう。

プロットの書き方の詳細と具体例は、下記リンクの記事でご紹介しています。
初心者のための小説の書き方!プロットは「5W1H」がオススメ

 

まとめ:小説には「下準備」が必須!

いかがでしたか?

小説を書く前に決めておくべきこと・やっておくべきことは、

① テーマ
② ストーリーのパターン
③ ストーリー(物語の時系列・歴史)
④ プロットの作成(5W1H)

以上の4点です。

人によっては、下準備をせずに小説を書き始める、という方もいます。
しかし、下準備をせず魅力ある小説を書くことができるのは、ごく一部の人間と考えて下さい。

下準備をしっかりと行い、読者に楽しんでいただける、そして、自分が書いていて楽しい小説を書きましょう!

それでは、最後までお読み下さりありがとうございました。

初心者のための小説の書き方!プロットは「5W1H」がオススメ

こんにちは。
【小説×歌×朗読】中心に活動している「SSQuest」の首領・雪花です。

「小説を書きたいけど、どう書いて良いかわからない」
「書き始めたけど、途中で話が止まってしまう」

初めて小説に挑戦する方や、小説を書くことが難しいと感じている方は、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。

初心者にありがちな失敗は、「事前準備をせずに小説を書いてしまうこと」

小説は、事前準備が大切です。

この事前準備をしっかりすることで、小説を最後まで掛ける率は、ぐっと高くなります。

今回は、小説を書くための事前準備……「プロット」についてお話いたします。

 

第一弾はこちら

初心者のための小説の書き方!とにかくネタをメモしよう!

 

「プロット」って何を書けばいいの?

「プロットを書け」と言われても、そもそも「プロットって何を書けば良いの?」という疑問を持つと思います。

「絶対にこう書かなきゃ行けない!」ということはありませんが、次の項目を考えていくとわかりやすいです。

  • いつ(時代)
  • どこで(世界観)
  • だれが(登場人物)
  • 何を(目的)
  • 何故(理由)
  • どのように(方法)

すなわち、「5W1H」。上から順に決めていく必要はありません。私の場合、まず「何を(目的)」から決めています。

それでは、私がどのようにプロットを書いているか、具体的に例も見せつつ、ポイントをご紹介します。

プロットのポイント・書き方

「何を(目的)」はしっかりと決める。

 

その小説は「何をする」話なのか?という部分です。

お話の根幹ですね。
話を書いている途中でずれそうになった時、「何を(目的)」が決まっていれば、それに向かって軌道修正ができます。

私も最初は話の目的のみ決めていました。

執筆中の小説「魔王を倒したら魔王になった勇者と異世界JK」は「魔王(元勇者)の名前を呼ぶ」ことが目的です。

それが決まれば、あとは「魔王(元勇者)の名前を呼ぶ」ために、ヒロインである異世界JKがどう動いていくかを描くようになります。
「魔王(元勇者)の名前を呼ぶ」ことが目的でありゴールとなりますので、異世界JKの行動はそのゴールに向けてのものとなります。

当初のプロットと少し違う流れになってしまう……ということも書き進めていくうちに出てくるかもしれませんが、目的さえぶれなければ、お話も根幹から揺らぐことはありません。


お話を書く際は、常にこの「目的」を意識しましょう。

 

いつ(時代)どこで(世界観)を決める

 

「いつ(時代)」と「どこで(世界観)」は似たような感じですね。

「いつ(時代)」は、現代の話なのか、近世、中世、古代、神話時代など……。自身が書こうとしているお話はどの時代かを決めます。

ファンタジーな舞台であっても、どの時代に近いのかを決めておくと、話を練っていくときに参考にしやすいです。

「どこで(世界観)」は、現代の話であれば、例えば「日本の東京都」でのお話と決める。ファンタジーな話であれば、「○○という世界の○○という国」での話、など。

○○は、自身で考えた街などの名前でOKです。

 

誰が(登場人物)を決める。

StockSnap / Pixabay

 

続いて「誰が」です。

こちらは登場人物の設定を決めていきます。

主人公やヒロイン、そのほかの主要人物など。主な登場人物の設定を作り込んでおくと、小説を書き進めていく際にぶれないので、

「あれ?○○ってこんなキャラだったっけ?」

ということを防げます。

細かく設定する必要はありません。

例えば、

・少女
・高校2年生(17歳)
・両親と3人暮らし
・猫が好き

など、簡単なプロフィールでも大丈夫です。

 

何故(理由)を決める。

 

こちらは「動機」ですね。

色んな「何故」を詰めておくとお話に深みが出ますので、重要な項目です
「何故」を単品で考えるよりも、話を考えるにあたり意識をした方が良いこと、になります。

例えば、上述した通り、私が連載している話の目的は「魔王(元勇者)の名前を呼ぶ」でした。

では、「魔王(元勇者)をの名前を呼ぶ」のは「何故」でしょう?
「何故」を詰めていくと、以下のように考えていくことができます。

「名前を呼ぶと魔王が人間に戻る?」
→何故、名前を呼ぶと人間に戻る?
→「名前」が持つ力?それとも神様が魔王を哀れに思って与えた慈悲として?
→慈悲だとしたら、何故神様は魔王に慈悲を与えた?
→etc

このように、作り込みがしやすくなります。

もし話を作る最中に行き詰まってしまったら、こうして「何故」を考えるのもひとつの解決策でしょう。

 

どのように(方法)を決める。

 

「どのように(方法)」は、「目的」を「どのような方法」で達成するのか、を考えていきます。

例えば、「魔王を倒す」ことが目的だとすると、「魔王を倒す方法」を考えます。

それは、勇者が地道にレベルアップを重ねて魔王より強くなることかもしれないし、強い仲間を集めて協力して倒すことかもしれない。

ここが決まると、ストーリーの大筋が見えてくる筈です。そのため、小説をより書き進めやすくなるでしょう。

 

まとめ:5W1Hでプロットを書こう

いかがでしたか?

必ずプロットを「5W1H」で考えなければならない、ということはありませんが、小説のアイディアを固めていくには良いツールになります。

「5W1H」とは

  • いつ(時代)
  • どこで(世界観)
  • だれが(登場人物)
  • 何を(目的)
  • 何故(理由)
  • どのように(方法)

です。

小説を書き出す前にプロットを書いておけば、途中で書き進められなくなる、という事態も避けやすくなり、また、より深みのある小説となります。

ぜひぜひ、参考にしてプロットを書いてみてくださいね!

ちなみに、今回のお話が例として挙げた「魔王を倒したら魔王になった勇者と異世界JK」はこちらです。
「魔王を倒したら魔王になった勇者と異世界JK」

それでは、最後までお読み下さりありがとうございました!

初心者のための小説の書き方!とにかくネタをメモしよう!

こんにちは。
【小説×歌×朗読】中心に活動している創作プロジェクト「SSQuest」の首領・雪花です。

「小説を書いてみたい!」と思ったとき、すぐに小説を書くことができますか?

おそらく、大半の人が一文字目から悩むのではないかと思います。

私も、小説を書き始めるまでが長い人でした。

特に連載ものなど、長いお話を何の準備もないまま書こうとすると、「始まりは何とか書けたけど、終わりが見えない……」とか「終わり方は何となく思いついたけど、そこに辿り着くまでの中間のお話が……」というように、挫折します。

あるいは、どこかで矛盾が生まれてしまったり、筋が通っていなかったりといったシーンや台詞などができてしまいます。無理矢理な展開って、萎えるよね……。

それでは、最後まできちんとお話を書ききるためには、どのように準備を行えばよろしいでしょうか?

まず、必要なのは、「物語のアイデア」ですよね。
これがなければ何も始まりません。

 

「アイデア」はどうやって出すの?

「アイデア」というと、「今までにない斬新な考え」というイメージがありますね。

私も、「これまでに出たことがないオリジナルを考えなければいけない」といった固定観念があり、そこから抜け出すまでに時間がかかりました。

「どうやっても新しいアイデアなんて出ない……」そういう悩みが頭を占めていたのです。

 

「アイデア」とは、「組み合わせ」です。

過去のアイデアとまったく何も被らない新たなアイデアなんて無理無理。
世の中は色んな考え・経験・知識が溢れていて、誰とも被らないものは、もうほぼないでしょう。

「アイデア」は「組み合わせ」。

これまで自分が経験してきたことや、学んできたことの「新たな組み合わせ」「既存のアイデアの組み合わせ」です。

そのため、アイデアを出すときに、「誰とも被っちゃいけない」、あまり深く考えないようにしてください。出るものも出なくなってしまいます。

「既存のアイデア」の中に「新たな組み合わせ」があれば良いのです。

ネット小説も最近、すごいじゃないですか。「異世界系」「転生系」「悪役令嬢」とか……投稿サイトでは公式タグになったりとかさ……そういうジャンルとして受け入れられているでしょう。

同じ「悪役令嬢に転生」の話だとしても、「パクリ」とかそういうことも言われないし。「悪役令嬢に転生」+αがある。そういうことですよね。

 

思いついたことはメモをしましょう。

「アイデア」をいきなり出すことはできません。まずは「ネタ集め」をしましょう。

今「書きたい」と思っているようなネタももちろん、思いついたことは「めちゃくちゃな考えだな……」などと思おうが、とにかくメモしてください!

私の場合、シンガー仲間とお茶をしていたときの会話で生まれたネタがあります。

とても、めちゃくちゃな話でして……笑
今、それを物語として成立させようと動いておりますが、まさかそれからこんな物語が生まれるとは……と、自分でも笑える感じです。

「無音の歌姫」というネタなのですが、タイトルだけ見ると、良い感じの物語になりそうな雰囲気ですよね。

でもこれ、

  1. 私「『4分33秒』というずっと無音の曲がある」→友人「それライブでやって」→私「毎回ライブの冒頭は『4分33秒』をカバーすれば良いかな??」
  2. 私「『無音の歌姫』っていう名前がつきそう」→友人「無音の歌姫、Twitterやったらどうなるんだろう」→私「多分毎日、無音の動画をアップする」→友人「怖い」→私「1秒から始まって毎日1秒ずつ長くなる」→友人「怖いwwwww」
  3. 友人「毎日無音の動画アップするって、どんなメッセージなんだろうね」→私(……ハッ!これは、背景をきちんと考えれば、いける!)

という感じで、本当に唯々笑い話をしていただけなのですよ。笑

けれど、こんな会話の中から、「無音の歌姫(あるいは「沈黙の歌姫」)」という物語が生まれようとしています。

ネタは、いつ・どこから降ってくるかわからないので、「あ、面白い」とか「変なこと考えちゃったなあ」と思ったときにも、それをメモしましょう。

また、テレビやネットを見ていて、「これは面白い!」と思ったら、ぜひそれもメモしておくといいです。あとから使えるときが来るかもしれません。

私もアプリゲームのストーリーを読んでいて、唐突に「この言葉……良い!」と思ってスクショしたり、ノートに殴り書きしたりします。一緒にいる人からすれば変な人かもわからないけど、ネタは逃したくない。笑

どんなにくだらないことであろうと、使えなさそうなネタであろうと、一つ一つがあなたにとっての宝となるはずです。

 

「ネタ」を組み合わせて「アイデア」にする。

ネタが集まってきたら、あるいは「これを小説として書きたい!」と思うネタが降ってきたら、これまで集めてきたメモを全て見直してみましょう。

例えば、私がマグネット等の投稿サイトで連載している「魔王を倒したら魔王になった勇者と異世界JK」は、ノートやスマホにメモしていた小ネタから生まれました。

そもそもその小ネタがどこから生まれたかというと、私は以下のこと・ものにハマっておりまして……つまり、私の「萌え」を組み合わせた結果です。

  • 異世界トリップ
  • 異種族恋愛(男側が人外だと尚よい)
  • フェンリル等の狼系をもふもふしたい
  • 孤独なキャラって何かいい

一部願望ですね。笑

上記のようなネタ(願望・萌え・趣味)を組み合わせた結果、「魔王を倒したら魔王になった勇者と異世界JK」は生まれました。勇者は犠牲になったのだ……。

このような感じで組み合わせていきましたよ。

  • 異世界トリップ ・・・ 女子高生がヒロイン
  • 異種族恋愛(男側が人外だと尚よい) ・・・ 魔物と女子高生の交流
  • フェンリル等の狼系をもふもふしたい ・・・ 狼系の魔物といえば個人的にフェンリル → フェンリルって強いのでは → フェンリルは魔王(または魔王という存在がいなくてもそれに値する力をもつ)
  • 孤独なキャラって何かいい ・・・ ただの魔王だと魔物という仲間がいるので孤独ではなさそう → 元人間だったら周囲に魔物がいようが孤独なのでは → 人間が魔王になる → 魔王を倒した勇者が次の魔王になる

つまり、「魔王を倒したら魔王になった勇者と異世界JKの交流だ!!」(タイトルはまんまである)

異世界JKも猫になるのですが、「魔王(フェンリル)になって孤独な戦いを続けてきた元勇者が突然人間と交流図るとか無理じゃね?」と考えた結果です。

ほかにも細々と決めていったことはありますが、大まかにアイデアの出し方としてはこうでした。

【連載中!】「魔王と倒したら魔王になった勇者異世界JK」はこちら

 

おわりに:楽しく小説を書きましょう

いかがでしたか?
今回は小説を書くのに必要なアイデアの出し方をご紹介しました。

とはいえ、本当に思いついたことをメモして、後から組み合わせていくだけです。
少なくとも、私はそうしております。

細かい文章の書き方や表現方法は色々ありますが、どう表現するか等は、言葉選びから何から自由だと思うので、私からお伝えすることはありません。

でも、それに関しても、表現のネタ集めに大事なことは、メモ。
私はよく「言葉」に関してもメモしています。

最近、アプリゲームで「慚愧(ざんき)」という言葉を目にし、すぐさまメモしました。知らないことを初めて知ったときに、「何かいい!使うかわからないけど何かいい!」と思うとすぐメモします。笑

けれど、本当にそういうことの積み重ねです。

小説の書き方は、コツなどはあれど、明確なルールなどはありません。

このサイトでは「私はこうしている」ということでご紹介しますが、それ以外の方法で書いている方がいたとしても、それを否定したい訳ではありません。

「あくまでも私の方法」だということを、あらかじめご了承いただければと思います。

あなたの執筆活動の参考になれば嬉しいです。

それでは、最後までお読み下さりありがとうございました!

小説の種類:長編・中編・短編の文字数やそれより短い小説は?

小説を書いていると、ふと「何文字からが何なんだ?」と疑問が沸くときがあります。

「何」っていうのは、「長編小説」なのか「中編小説」なのか、はたまた「短編小説」なのか。「短編小説」より短いものは「ショートショート」なんて呼びますね。「掌編小説」という種類もあります。

小説投稿サイトに自作の小説を掲載する際、「長編小説」や「短編小説」など、種類を選ぶときがあります。

そういった時にも、「自分が書いている小説は何小説なのだろう?」と悩む人は多いのではないでしょうか。

では、今回は、小説の種類・文字数についてお話します。

 

長編小説は12万文字以上

長編」とは、小説の中でも一番長い種類になります。

なんと、12万文字以上から「長編小説」に分類されます。
出版社などによっては少々ばらつきもありますが、最も多いボーダーは12万文字以上

400字詰めの原稿用紙300枚分です。
上下巻や何冊かに続いている小説は「長編」にあたります。

小説執筆の初心者には、長編小説はなかなか難しそうですね。

私も連載ものの小説を書いておりますが、書き終わるまで何文字になるかわからずです。中編小説の分類になる可能性もありますね……。12万字以上……書き上げてみたいものです。

 

中編小説は4万~12万文字

「中編」は「長編」の次に長い小説です。4万~12万文字の小説が「中編」にあたります。

400字詰めの原稿用紙100~300枚分です。

文庫本1冊がこれくらいの長さですね。

 

短編は4000~4万文字

短編は4000~4万文字で、400字詰めの原稿用紙10~100枚分です。

数千から数万だと、振り幅が広いですよね。笑

短編1作のみだとページ数が少なく、文庫本を出せる文字数ではないので、「短編集」として複数のお話をまとめて出版されることになります。

 

ショートショートは800~4000字

ショートショートは「短編」よりも短い小説のことを指します。

800~4000字で、400字詰めの原稿用紙2~10枚分です。

小説を書いてみたい方は、最初はショートショートからの挑戦をオススメします。

800字ですと、流石に短く、かえって話は書きにくいのですが、ショートショートは800~4000字以内なので、短すぎず長すぎず、ちょうど良い長さです。

 

掌編小説は200~800字

掌編小説はショートショートよりもさらに短い小説です。

200~800字です。
うーん、本当に短い。

掌編小説は小説を書く練習としては適した長さとも言われています。

先述した通り、文字数が少なすぎるとかえって書きにくいです。細かな表現をしようとすると、800字はすぐに超えてしまいます。

そこを不要な表現をそぎ落とし、必要最低限の言葉で、いかに自身が書きたい話を伝えられるかを考えていかなければなりません。それ故に、文章を書くには良い練習になるのです。

そのお話については、こちらの記事でもご紹介しています。

小説を書く練習:掌編小説をたくさん書いてみる!

 

おわりに

いかがでしたか?小説にも色んな種類がありますね。

WEBや新聞で連載しているものは「連載小説」と呼ばれ、読者からの評判が良ければ連載終了後に出版されるなど、そういったパターンもあります。

私は小説を書く回数を重ね、いずれは長編小説を書き上げたいなあと思って練習中です……!

まず中編小説から書けるようにならないとかな?笑

私が書いている小説は以下のサイトに載せています。

マグネット
note(掌編小説のみ)

ご興味があれば読んでみてくださると嬉しいです!

それでは、最後までお読み下さりありがとうございました(*^^*)

 

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小説を書く練習:掌編小説をたくさん書いてみる!

こんにちは。
【小説×歌×朗読】中心に活動している「SSQuest」の首領・雪花です。

Twitter:@ssquest

「小説を書きたいけれど、どう書けばいいのだろう?」
「いきなり長編小説を書いても大丈夫?」
「小説を書く練習ってどうすれば良いの?」

と、悩みを抱える方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

私は小学生の頃から文章を書くことが好きで、拙いながらノートに小説を書いていました。でも、そのときに書いていたのは、どうしても長編小説になるだろう作品たち。

すべて続き物で、途中で完結を諦めて書くことを辞めてしまっていました。

当時は、「プロットを書く」とか「思いついたことを何でもメモする」とか「キャラクターの設定を作る」とか、そういう頭がなかったもので、なかなかに苦戦していました。いつでも見切り発車。笑

それでも完成させることは出来ると思いますが、途中で話が変わってしまったり(筋が通っていれば全然構わないと思います)、過去の話とかみ合わないことが発生したりするこもあるので、注意が必要です。

最初は書き始めもよくわからないし、どうしてもね、途中で挫折してしまう。

そこで、小説を書く力をアップさせるために、私が取り入れている練習方法をご紹介します!

創作の練習には掌編小説を書いてみよう!

「掌編小説」は「超短い小説」!

そもそも「掌編小説(しょうへんしょうせつ)」って何?
という疑問を持つ方も居るのではないでしょうか。

私も、「掌編小説」と聞いてもピンときませんでした。笑
そんな言葉があるとは知らなかった……。

「掌編小説」とは、短編小説やショートショート(短編小説よりも短い小説)よりも短い小説で、大体300~800字程度のかなり短い小説です。

短編小説等は、短いストーリーが連続している形のものもありますが、「掌編小説」の場合はそれ自体で完結した物語である必要があります。

文字数が少ない小説を書くのは難しい!

長編小説こそ、初心者には書くのが難しくとっつきにくい印象がありますが、「掌編小説」もかなりの難しさだと思います。

なぜなら、先述した通り【300~800字】で物語が完結する必要があるからです。

実際に書いてみるとわかりますが、800字って結構短いです。原稿用紙2枚分です。
その中で物語を完結させる、かつ短い文字数でストーリーを展開し、読者がわかるようにそれを伝えなければなりません。

どうしても説明や事細かな描写をしようとすると、文字数が多くなりがち。
それを何度も推敲して、一定の文字数に収めていくわけですから、創作の練習に適しています。

私は、現在「掌編小説」をnoteというサイトに掲載しています。
言わずもがな、創作の練習をしております。

こちら

試しに読んでいただけるとわかりますが、本当に短いです。笑
私が書いている小説の中には、正直800字を超えているものもあります……。
(自分の中で一定の決めは作っています。1000字は絶対行かないようにするとか。笑)

書いていて思うのは、書きたいことが収まらないな、ということ。

より短くまとめられる、そして自身が書きたいことを的確に捉える表現を探すことになりますので、これは本当に地力が上がると思います。

最初から「12万文字以上は書け!」とか言われるより、初心者にはとっかかりやすく、なおかつ創作の練習になる……そんなお得感満載なのが「掌編小説」です!笑

 

おわりに

@ssquest_YI

「書く」ということは、練習すれば上達するものです。

今回ご紹介したのは「掌編小説を書く」ということですが、書いた小説をサイトに公開し、読者の反応を見て(例えば、「お気に入りの数」がどれくらいあるか、等)自身のモチベーションを上げたり、練習はじめと比べてどうかを見てみたりすると、「継続する」ことができると思います。

私はTwitter上で、フォロワーさんから「お題」をいただいて書くなどして、次はどんなお題が来るのかわくわくしながら楽しく練習しています。

より楽しく文章を書くことができるように工夫しながら、ぜひ文章を書く練習をしていきましょう!
私も頑張って練習して良い作品を書き上げたいと思います!

それでは、最後までお読み下さりありがとうございました。

 銀色の刃が夕日に煌めき、その両の刃で黒く艶やかな髪を切ろうとしている。
 どうやら自分はこのような場面に出くわすことが多いらしい。そういう星の下に生まれてしまったのだろうか。なんて迷惑な話だ。 
 鋏を手に、自ら髪を切ろうとしている少女の瞳は、きらきらと光っている。涙で潤んでいるのだろう。ああ、彼女は失恋でもしたのか。
 特に彼女の存在を気にするでもなく、忘れ物のノートを取りに自分の席へ向かった。教室には、彼女と自分以外の姿はない。泣きそうになりながら髪を切ろうとしているクラスメートの姿を目にしても平然としている自分が信じられないのだろうか。じっとまとわりついてくる視線が煩わしい。気にしてほしいのか。全く、なんて都合のいい。こちとら、偶然この場に居合わせてしまっただけだというのに。さっさとノートを取って去ってしまおう。なんで、こんな日に限ってノートなんて忘れたんだ。

「……高津君って、薄情な人なんだ」

 そうだよ、知らなかったのか。そんな言葉を口の中で言った。いや、それより、なんでそんなことを言われなくてはならないのだろうか。別に、声を掛けなくてもいいだろう。彼女が髪を切ろうが何をしようが、自分には関係のないことだ。そっちが勝手にフラれて(実際にそうだったのかは知らないけれど)勝手に悲しんで勝手に髪を切ろうとしているだけだ。それに、こういうときは下手に声を掛けるより、そっとしておいた方がいいと誰かが言っていた。

「普段からあまり人に関わろうとしないなとは、思ってたけど」

 正直、他人からの評価なんて、どうでもいい。
 少女は鋏を机に置いた。髪は、切られていない。

「高津くんが来たときは、止めてくれるかな、なんて思ったけど」

 そんなこと、するわけがない。止める理由なんて、どこにも存在しないのだから。
 溜息をついて、少女を見た。口を開くのが、億劫だ。今日は疲労感たっぷりだから、すぐ眠れるだろうな、とぼんやり考えた。

「何を期待してるの」
「期待なんて、してないよ」

 嘘をつけ。自分が言ったことを覚えていないのか。
 少女はくすくすと笑った。その拍子に、彼女の頬に涙が伝う。笑いながら涙を流す姿は、なんだかとても笑えた。
 さっきまで泣いて、髪を切ろうとしていた癖に、何を笑っているのだろうか。早くこの場を抜け出したい。自分はノートを取りにきただけなのだ。

「高津くんはさ、恋をしたことがある?」

 その問いに、答える気は起きなかった。そんなことを聞いてどうするというのだろうか。とりあえず、答えたところで何の意味も成さないだろう。彼女も、何か答えを期待して問いかけているようには見えなかった。

「私はね、恋をしてたんだよ」
「……あっそ」
「興味ないの?」
「何に」
「恋」
「ないけど」

 ねえ、もう帰っていいかな。
 少女に許可を取る必要はないのに、そんな言葉が口から出そうになった。しかし、その言葉は外に出されることはなく、彼女の笑いに消された。

「ねえ、高津くん」

 少女は、楽しそうだった。何故そんなに楽しそうにしているのか。さきほどまで、自身の髪を切ろうとしていた彼女は、そこには居なかった。

「あのさ」

 少女の言葉を、遮った。彼女は首を傾げた。不思議そうにしている彼女を無視して、言葉を続ける。

「知ってる?」
「何を?」

 早く、この場を終わらせてしまいたかった。できれば彼女とはもう関わりたくない。とても、面倒臭そうな少女だ。これ以上はやめておけと、頭の片隅で警報が鳴っている。自分から関わろうとなんて、していないさ。あっちがどんどん近づいて来るだけだ。

「鋏でも人って殺せるんだってさ」

 言葉を失った少女の顔が、ひどく滑稽に見えた。

傍観者A

傍観者の少年Aは言いました。

「見ているだけというのもつらいものだ」

少年Aの友人は言いました。

「何言ってんだ、お前」

 

登場人物紹介

短編