花言葉と神話:愛と嘆きのアネモネ

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こんにちは。
【小説×歌×朗読】中心に活動している創作プロジェクト「SSQuest」の首領・雪花です。

今回ご紹介するのは「アネモネ」の花言葉です。

アネモネには様々な花言葉があり、アネモネ全般についている花言葉と、アネモネの色別についている花言葉があります。

花言葉の由来となったギリシア神話もご紹介いたします。
どうぞ、花と神話の世界をお楽しみ下さい!

 

アネモネとは

アネモネとは、3~4月に開花する「春の花」
ユーラシアから北米まで分布しているキンポウゲ科アネモネ属の多年草です。

英語では「風の花」
和名は「ボタンイチゲ」といい、漢字では「牡丹一華」と書きます。

 

アネモネの花言葉

アネモネは昔から品種改良がされており、今では100種以上の品種が存在しています。
花びらの形も様々で、さらに色も豊富にあります。例えば、赤、紫、青、白などです。

そして、アネモネには花言葉も様々あります。
アネモネ全般の花言葉、白いアネモネの花言葉、赤いアネモネの花言葉……そう、色ごとに花言葉が異なるのです。

 

アネモネ全般の花言葉

アネモネ全般の花言葉は

「はかない恋」
「恋の苦しみ」
「見捨てられた」
「見放された」

です。

なんとも悲しい花言葉ですね。

色とりどりの綺麗な様子からは想像し難いですが、実はアネモネ……有毒植物です。
中国人にとっては「死の花」という話も。
そう思うと、悲しい花言葉を持っていてもおかしくないですね。

悲しい花言葉を持つアネモネですが、前向きな花言葉もあります。

次の色別の花言葉でご紹介しましょう。

 

色別の花言葉

アネモネは、その色によって異なる花言葉を持ちます。

赤いアネモネは「君を愛す」「恋の苦しみ」
白いアネモネは「真実」「希望」「期待」
紫のアネモネは「あなたを信じて待つ」

切ない花言葉もありますが、前向きな花言葉もありますね。

 

花言葉の由来となった神様の恋のお話(神話)

上述した通り、アネモネの花言葉には、前向きなものから、切ないもの、甘やかなものがあります。

次は、それらの花言葉の由来となったギリシア神話をご紹介しましょう。

 

ギリシア神話:大切な人を失った悲劇のアネモネ

 

ある日、愛と美の女神アプロディーテーは、誤って息子エロースのキューピッドの矢に、胸を傷つけられました。

キューピッドの矢とは、射られた者の心に激しい恋情を植え付けるものです。

そんな矢を受けたアプロディーテーは、狩りが好きな美青年・アド―ニスを見てしまいます。矢の魔法により、一瞬にして恋に落ちました。

ある時、アプロディーテーはアド―ニスに

「獅子のような生き物は危険だから狩ってはいけない」

と注意します。

しかし、アド―ニスは狩りの最中、猪に襲われ命を落とします。

アプロディーテーはアド―ニスの死を嘆き、その際に流した涙がアネモネになったのです。

 

ギリシア神話:アプロディーテー、ペルセポネー、アド―ニスの三角関係

 

アネモネの誕生には、別の説もあります。

生まれたばかりのアド―ニスの美しさを目にしたアプロディーテーは、彼のことをほかの神々に知られないよう、箱の中に隠します。
そして、その箱を冥府の神・ペルセポネーに預けました。

しかし、ペルセポネーは箱を開けて、アド―ニスを見てしまいます。

そしてアド―ニスの美しさに心奪われたペルセポネーは、彼をアプロディーテーに返そうとはしませんでした。

アプロディーテーとペルセポネーは、主神ゼウスに訴えます。
その結果、ゼウスはアド―ニスに次のように命じました。

 

「一年を三分割し、三分の一をアプロディーテーと、三分の一をペルセポネーと、残った三分の一は自分の自由な時間として過ごすように」

 

アドニースは、自身の自由な時間もアプロディーテーと過ごしました。

しかし、アド―ニスは猪に突かれて死んでしまいます。

これは、自分よりもアプロディーテーと過ごす時間が多いことに嫉妬したペルセポネーが仕向けたと言われています。

または、猪の正体はアプロディーテーの愛人である軍神・アレースであり、「アド―ニスに愛人を奪われた」と怒り、アド―ニスを殺した、という説もあります。

 

まとめ

いかがでしたか?
アネモネには色によって花言葉が変わります。

アネモネ全般の花言葉は

「はかない恋」
「恋の苦しみ」
「見捨てられた」
「見放された」

そして、色別の花言葉は

赤いアネモネ
「君を愛す」「恋の苦しみ」
白いアネモネ
「真実」「希望」「期待」
紫のアネモネ
「あなたを信じて待つ」

由来となったギリシア神話も、切ない・悲しい物語でした。
由来のお話を知ると、花言葉もより心に染みてきますね。

それでは、今回はこの辺りで。

最後までお読み下さりありがとうございました!