ホームズを殺したコナン・ドイル

こんにちは。
小説書いたり歌ったり色々している「SSQuest」の首領・雪花です。

アーサー・コナン・ドイル

という イギリスの作家はご存知でしょうか?

コナン・ドイルは有名な推理小説
『シャーロック・ホームズ』
を書いた作家です。

名探偵コナンを見てる人は ピンと来たかも!

江戸川コナンくんの名前は「江戸川乱歩」と「コナン・ドイル」から取った名前ですもんね!(だったよね!?)

・・・・・・さて、実はこの記事を書く前に、ふと気になって「コナン・ドイル」とネットで検索してみたのですが、ヒットするのは、やはり『シャーロック・ホームズ』のことばかりで、作家自体はあまり出てきません。

ということで、今回は作家の「アーサー・コナン・ドイル」について書いてみようと思います。

 

『ホームズ』の誕生は不本意だった?

実は、コナン・ドイルは望んで『シャーロック・ホームズ』を書いていたわけではありません。

コナン・ドイルは探偵小説を「二流文学」と位置づけていました。

「一流文学」は長編歴史小説

けれど、彼が時間をかけて書いた長編歴史小説はあまり売れず……。

その際、本業としていた医師での収入と合わせても、生活苦からは抜け出せませんでした。

嫌々ながら書いた探偵小説『シャーロック・ホームズ』

コナン・ドイルは嫌々ながらも、思いついた探偵小説『シャーロック・ホームズ』シリーズの最初の作品『緋色の研究』を完成させます。

『緋色の研究』は雑誌へ掲載されました。

すると、なかなかの好評価を得て単行本化され、売れるようになりました。

その後も『シャーロック・ホームズ』を書き続け良いセールス記録を出します。

しかし、コナン・ドイルが本当に書きたい小説は歴史もの。

『シャーロック・ホームズ』を書きつつ他の短編小説を出すものの、『シャーロック・ホームズ』以上に売れるものはありませんでした。

「書きたいもの」も「売れるもの」が異なる。
「やりたいこと」と「求められること」が違う。

それは、現代でも沢山の人が抱える大きな悩みではないでしょうか。

  

ホームズを殺す決意

コナン・ドイルは書きたくもない探偵小説を生活のために書き続けるというストレスを抱え……

ついに、ホームズを葬ることを決めました。

生活を支えるためのホームズを葬る。

養わなければいけない家族が居る中でそう決めたコナン・ドイルの苦しみがよく窺えますね。

そして、ホームズは大悪人モリアーティ教授と揉み合いながらライヘンバッハの滝壺に落ちることになりました。

しかし、それでもコナン・ドイルはホームズから逃れることは出来ませんでした。

愛読者が黙ってはいなかったのです。

ホームズを失った愛読者たちは悲しみに暮れ、ニュースにも取り上げられるほどだったとか。
『シャーロック・ホームズ』の愛読者に街ですれ違う際に殴られる、ということもあったそうです。

さらに、度々受ける取材でも聞かれるのはホームズ、ホームズ……。
ホームズを葬った筈なのに、ホームズの死後もホームズから離れることができません。

そして、あるとき思いついて書いた探偵小説。
その主人公はホームズしか居ないのだと、コナン・ドイル自身も確信していました。

それが、『バスカヴィルの犬』という作品でした。

ホームズの生前の話として描かれた『バスカヴィル家の犬』を皮切りに、悩みに悩んだコナン・ドイルは8年の時を経てホームズを復活させます。

死んだ筈のホームズが復活したトリック……

ホームズは日本の武術「バリツ」の名手で、モリアーティ教授との揉み合いからすり抜け、自分だけは落ちなかった。
「バリツ」で鍛えた筋力で 崖を這い上がって身を隠していた。

……という、なんとも苦しいもの。
コナン・ドイルの苦心が窺えますよね、、

しかし、愛読者はホームズの復活に歓喜したことでしょう。
……コナン・ドイルは絶望したかもしれませんが。

 

ホームズは逃れることのできない呪い

さて、いかがでしたか?

コナン・ドイルは常に自分の理想と現実に悩まされていたことでしょう。
それでも生活のために『シャーロック・ホームズ』を書き続けたことは尊敬に値します。

逃れられない呪いのようなもの、ということかもしれませんがね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

 

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『本当は怖い世界史 戦慄編』堀江宏樹
→ひとつひとつの話が短くまとめられていますが、わかりやすく面白いです。色んなシリーズがあります。

『コナン・ドイルを知る20トピック~本当はシャーロック・ホームズを書きたくなかった?』
https://you-are-awesome.net/conan-doyle/
→コナン・ドイルについて詳しく書かれています。政治活動とか、冤罪事件に対する取組など。すごいな、と思うあれこれがあります。

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