私のいじめに対する考え方

こんにちは、声優アーティストの雪花です。

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いじめによる事件は、後を絶たないですね。

ニュースを見ていると、いじめによる自殺や、いじめがエスカレートし、

被害者が亡くなってしまう事件などが目に飛び込んできて、

その度に何とも言えない気持ちになります。

私のいじめられた経験

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私もいじめに遭っていた時期があります。

中学生の頃に、バレーボール部の仲間からいじめを受けていました。

陰口、はぶき……。何故こんな目に遭わなければならないのか、と思っていました。

学校って、何だか異様な空間ですよね。

自分たちとは異なる性質を持った子を見つけると、遠ざけたり、拒絶したり……。

私は、大人しめの性格をしていたためか、明るく活発な女の子たちが集まった部活になじめずいました。

特別仲良くしていた子もおらず、一人でいた時間も多かったと思います。

そうしていたら、いつの間にか、いじめの標的になっていました。

恐ろしいもので、それまで、それなりに仲良くしてくれていた子たちも加害者側に回っているのですよね。

何がきっかけだったのかは、今でもわかりませんが、背後から悪口を言われ、

二人一組でするトレーニングではいつも一人で、それに気づいた後輩が手伝ってくれる。

そのような状態になりました。

練習の時にも、ボールだしの部員が、私にだけ故意的に思いっきり強くボールを打ってくることもありました。

そして、それに驚いて避けた私を、みんなが笑うのです。

 

いじめによる傷跡

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彼女らは、自分がいじめの標的になるのが怖かったのでしょうか。

完全に、私は一人ぼっちでした。

中学生の時の記憶の大半は、その部活内でのことで、「楽しかったな」と思い起こせる事がほとんどありません。

中学生の時の思い出が、ほぼいじめで塗りつぶされているのです。

そして、その頃の心の傷は、今もまだ残っています。

こんなにひどいことって、あるでしょうか?

おかげで、そのいじめられた時からずいぶんな時間が経った今でも「人が怖い」という感覚が抜けきらず、

苦しい思いをした時期もあります。

人の笑い声が、すべて私に向けられているようで怖い。

中学生の頃のいじめっ子たちと似ている、と感じた人には一線引いて近づかない。

学校の中でも外でも、同じでした。

誰かに後ろを歩かれるだけで、自分の動きがおかしくはないか、笑われる要因になっていないか、怖々としていました。

そんな経験をした人たちは、きっと少なくはないことでしょう。

 

周りに助けを求めることもできず、ただひたすら耐える。

それがどんなにつらいことか、きっと、加害者側はその場では気づくことができなかったのでしょう。

 

その時は、加害者側は、ただ楽しんでいただけなのでしょう。

彼らは、被害者側にいじめられる理由を見出し、それを加害者側で共有し、皆でそれをもとに「仲間」になるのです。

 

「敵がいれば一つになれる」?

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よく聞く言葉ですね。

まさに、私の所属していたバレーボール部ではそれが起こっていたように思います。

 

部活内では、いじめのローテーションが起こっていました。

とても、恐ろしかったですね。加害者と被害者がどんどん入れ替わっていくのですよ。

部活内に、同級生は11人いましたが、期間の差はあれど、全員が一度は被害者になっていたのです。

そして、それまで加害者と被害者だった子たちは、加害者側として団結しているのです。

 

加害者側は、どんどんいじめの標的となる人から、いじめの原因を探し出します。

それをネタにして、周りの人たちと共有し、一緒に楽しもうとします。

 

いじめは仲良くなる手段?

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いじめというのは、人と仲良くなるための手段だったのでしょうか。

今思い起こしてみると、そう思います。

しかし、人の悪口で繋がった絆……と呼ぶにはお粗末ですが、それはとても脆い。

私の部活内で起こっていたいじめのローテーションが、まさにそれを表しているでしょう。

 

どうか、人を傷つけるナイフを捨ててください。

そんなものがなくても、人との関係は築いていけるものです。

 

ナイフを捨てるには、とても勇気がいることでしょう。

しかし、そのナイフでできた傷跡で、一生苦しむ人たちがいるのです。

学校内でのことだけではありません。いじめは、大人になってからも起こり得ることです。

 

 

「いじめられる側にも原因はある」?

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「いじめられる側にも原因はある」

という意見はよく聞きますね。本当にそうなのでしょうか?

いいえ、違います。

いじめる側が、いじめられる側から原因を見つけ出しているだけです。

 

いじめられる側の原因を、その人の個性だと、受け入れることはできないでしょうか?

「みんな違って、みんないい」

その言葉を、どうかあなたの心に刻んでください。

 

もちろん、それだけがいじめの要因であるとは言いません。

何かトラブルがあって、それをきっかけに……ということもあります。

しかし、だからいじめていい、ということにはなりません。

その時は、何故そのようなトラブルが起きてしまったのか、一呼吸おいて考えてみてください。

 

また、人を嫌うことは当然ありますが、「嫌い=いじめ」にはなりません。

人を嫌ってもいいです。それはすべての人間にある権利です。

ですが、それを、その人間を排除することに結びつけないでください。

「そういう人もいる」

そう考えることはできないでしょうか?

 

私は、いじめが世界からなくなることを望んでいます。

人と異なる部分は個性であり、尊重すべきことです。

それを誰もが思えるように、そして、人と異なるものを持っている人がそれを誇れるようになったらいいなと思います。

音楽活動を通して伝えたいこと

私の音楽活動を通して伝えたいことの一つが、まさにそれです。

人を傷つけるナイフを捨て、人を認める勇気を持つこと。

それが、生きていくうえでとても大事なことだと思っています。私自身、いじめられた経験から心底そう思っています。

 

何故歌なのか

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それは、いじめられた経験ゆえに、人間関係に一歩踏み出せなかった私に

人と仲良くなるきっかけをくれたのが音楽だったからです。

 

高校生の時に、私は漫画部に所属していました。

同じ学年の女の子も何人かいましたが、私部活時間内にひたすら絵を描いているだけで、

彼女たちに話しかけることはできませんでした。

勇気がなかったのです。

 

どう思われているのか不安で仕方がありませんでした。

中学生の時のいじめの経験で、私は周りの人たちが笑っている声がとても恐ろしいものに思えましたし、

私の背後に人がいると、私の動きが少しでも変だったら、また悪口を言われるに違いない、という恐怖が

体に染み込んでいました。そのため、同じクラスの子と少し言葉を交わしても、

自分が何か変なことを言っていないか、していないか、そればかりが気になり、体が常に強張ってました。

 

しかし、ある時、部室内で同じ学年の女の子が、Sound HorizonというアーティストのCDを流しました。

その時、私はSound Horizonの「冥王」という曲を初めて聴いたのですが、曲が流れた瞬間、衝撃を受けました。

Sound Horizonは、様々なアーティストや声優を起用して曲を作っている楽団で、

それぞれが曲の世界に登場するキャラクターに扮して歌うという、ミュージカル寄りな楽団です。

アニメやゲームが大好きな私の好みにとても合っていて、その曲へのときめきが止まらず、思わずCDをかけた女の子に

「これって誰の曲?」

と話しかけていました。

すると、彼女は嬉々として、

「Sound Horizonは、物語音楽を歌うアーティストで、アニメ好きにはたまらないと思う!」

と、Sound Horizonについて語りだし、最後にはCDを貸してくれました。

それをきっかけに、彼女とSound Horizonについて話すようになり、ほかのことについても仲良く話すようになり……

そして、一緒にカラオケにいくようになりました。

音楽が与えてくれたきっかけ

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実は、それまで、私は音楽に興味がありませんでした。

合唱は好きでしたが、有名なアーティスト……例えば浜崎あゆみすら知らないくらい、音楽には疎かったです。

しかし、たまたま聴いたSound Horizonの曲をきっかけに、私は音楽に興味を持ち、

ポルノグラフィティやBUMP OF CHICKENなどを聴くようになりました。

 

すると、クラスの子たちとお話するきっかけができるようになりました。

「あのアーティストが好き」

「この曲がとても格好いい」

といった話に混ざっていくことができるようになり、周りも私に話を振ってくれるようになりました。

そこから仲良くなった友人から、アニメやボーカロイドを教えてもらい、さらに幅が広がりました。

その時に、音楽は、人と人が繋がるきっかけを与えてくれる、と思いました。

それはとても大きな力です。

そして、私はその力に強烈に憧れるようになりました。

私も、私と同じような経験をした人たちに、こうして人と繋がれる力を与えられるようになりたいと思うようになりました。

少しでも、誰かが人と繋がる勇気を持てるように、誰かの背中をそっと押せるようになれたら、と思います。

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声優アーティストとして日々精進中!

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思想

Posted by 雪花